『では不破さんは敦賀さん、京子さんとの共演と聞かれたとき
また、ミュージシャンという立場でドラマに出演するとなったときのお気持ちを教えてください』
「あまりテレビとか見ないのですが、この役をいただいた時お二人の出ているドラマをDVDで見させていただきました。
お二人とも素晴らしい役者さんだなっと思いました。
お二人の足を引っ張らないようにしないといけないと思いました。
また、ミュージシャンである僕がこんな大きな役を頂けるなんて、光栄でとってもありがたかったです。」
『京子さんとは以前プロモーションビデをで共演されてますが?』
「はい。
京子さんとは・・・・・・・」
『どうされました?』
「・・・・・・」
ショウタローの言葉が詰まる
不思議に思いショータロウの方を見ると
目線が私の手元にある
固まる私に敦賀さんが気付いたと同時に
「キョーコは」
「すいません」
敦賀さんとショータロウの声が重なる
敦賀さんは席を立ち
私を抱きあげ
「京子さんの顔色が悪いので少し休憩をとらせていただいていいでしょうか?」
そう言うと返事を待たずに舞台袖へと歩き出す
ここぞとばかりにシャッターが切られる
「俺も心配なので見てきます」
そう言いショータロウは私たちの後を追いかけてきた
「どういうつもりだ?」
そう後ろからかかる声
それに振り向かず敦賀さんは答える
「最上さんの顔色が悪かったから、休ませようと思っただけだけど?」
「その事を聞いてるんじゃねぇ。
なんでさっきキョーコと手をつないでたんだ?
お前らまさか・・・・・・」
「まさか?
何?
君には関係ないことだと思うけど?」
そう言うと歩みを止め
ショータロウを睨みつけた
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